去勢・避妊手術などの一般的な外科手術のほか、消化器・泌尿生殖器・腫瘍外科、整形外科、口腔・歯科処置なども行なっています。
疼痛管理を徹底して行い、手術に関わる全スタッフの知識、技術の向上に努め、動物たちに負担のかからない安全な手術を心がけています。
去勢手術・避妊手術
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避妊手術では卵巣・子宮、去勢手術では精巣を摘出する手術を実施しております。
- 避妊手術を実施することで望まれない妊娠を防ぐことができます。
- 生殖器の腫瘍(乳腺腫瘍・卵巣腫瘍・精巣腫瘍など)、命の危険性を伴う子宮蓄膿症と呼ばれる子宮に膿が溜まってしまう疾患、性ホルモンに関連する疾患(前立腺肥大・会陰ヘルニアなど)を予防する効果があります。
- 潜在精巣とは、精巣(睾丸)が正常な位置である陰嚢内に降りてこない状態を指します。通常、生後6~8ヶ月齢までに精巣が陰嚢に降りてこない場合、それ以降自然に降りる可能性は低くなり、この状態が続くと精巣腫瘍のリスクが高まります。 当院では、皮下にある精巣や腹腔内にある精巣の摘出手術も行っております。精巣が皮下にあるか、腹腔内にあるかは、超音波検査である程度判断することが可能です。
整形外科
整形外科診療にてよくみられる病気の一部を紹介します。 下記のような症状が認められる場合は下記のような疾患の可能性が考えられます。
- 後ろ足の破行(足を挙げる、かばって歩くなど)
- 関節の痛み(触った時や動かした時など)
- 歩行時・抱き上げに音が鳴る(クリック音)
- ガニ股で腰を落として歩く
- 階段やソファなどの段差を登りたがらない
- 活動性の低下(階段の登り下りができなくなった)
- 運動をいやがる
- 関節の腫れ
- 座った時に後ろ足を投げ出す
- 歩幅が狭く、ヒヨコのようによちよち歩く
- ジャンプするのをためらう
- 起き上がりの動作が遅くなった
腫瘍外科
ペットの高齢化が進む昨今、犬猫ともに「がん」が死因のトップとなっています。
腫瘍性疾患は皮膚腫瘍から消化管腫瘍、血液腫瘍、呼吸器腫瘍など多岐にわたります。
腫瘍の種類によっても治療法は異なり、診断方法も様々です。特殊な機械が必要なく針を刺す検査にて診断ができる場合もあれば、CT検査などが必要な場合もあります。
「がん」と聞くと悪い印象があるかもしれませんが、獣医の世界も日進月歩であり、腫瘍に関しても日々新しい治療が見つかっています。
ご家族の一員である動物たちが少しでも長く大切な時間を過ごせるよう、当院では常に新しい情報を取り入れ、また飼い主様が納得・理解されるまでしっかりと話し合った上で治療を進めて参ります。
歯科・口腔
中〜高齢の動物たちの多くは歯石が付着し、歯周病を引き起こす可能性があります。
歯周病初期は無症状ですが、進行すると下記の症状がでてきます。 当てはまる症状がある場合は、ご相談ください。
- 口臭が気になる
- くしゃみ/鼻水が出ている
- 歯軋りをしている
- よだれが多い
- ご飯を食べづらそうにしている
- 歯が動揺している
- 目の下や頬が腫れる
- 顔を気にして掻いている
- 口を触ると嫌がる・痛がる