港南グラン動物病院では、定期的な健康診断を推奨しております。
昔と比較すると、わんちゃん・ねこちゃんの寿命は伸びていますが、その反面、年齢を重ねることで様々な病気に罹患する可能性が高くなっています。健康な時に健康診断を受けることで、健康時のデータを記録でき、病気に罹った際には診断の一助になります。
異常が見つかった場合は、早期発見・治療に繋がります。
健康診断は、定期的に受診していただくのが理想です。成長したわんちゃんねこちゃんは1年で人の4年分の歳をとるといわれていますので、半年に1回のペースで継続的に受診されることをお勧めします。
ご持参いただきたいもの
- 診察券
- ワクチン証明書、健康診断書、血統書、保険に関する書類など(保険関連は毎回必要となります)
- キャリーバッグ、ケージ、首輪、ハーネス、リード
- 糞便、新鮮な尿(可能であれば)
- 普段与えている薬やサプリメント、ドッグフード(スマホの写真でも大丈夫です)
健康診断の内容
検査の内容は、人間の健康診断をイメージしていただければ良いかと思います。
その中から何の検査を受けるかは、ペットの年齢や健康状態によって変化しますので、下記はあくまでも一般的な内容となります。
身体検査
問診の他、視診、触診、聴診など五感を使った基本的な検査です。
血液検査
血球検査では、貧血や感染症などによる炎症の有無などを確認します。
血液化学検査では、主に肝臓・腎臓などの疾患の有無、栄養状態の把握などの確認をします。
レントゲン検査
胸部や腹部の臓器、骨や関節の異常の有無を調べます。
臓器の大きさや結石などの確認が行えるため、心臓病や腫瘍性疾患の有無、腎結石/膀胱結石や胆石などの確認を行うことができます。
超音波検査
臓器の内部構造を知ることができます。
レントゲン検査では、体全体の状態を把握することができますが、超音波検査では、各臓器の細かな状態を把握することが可能です。
また、心臓の超音波検査では、動いている心臓をリアルタイムで観察できるため、血液の流れの異常や心臓の弁膜症などの診断に有効です。
尿検査
泌尿器疾患(腎臓、膀胱の疾患)の検査として非常に重要な検査です。
尿検査では、試験紙による検査、顕微鏡による検査、比重の検査を行い、膀胱炎の有無、尿の濃縮能の確認、尿石症の有無を調べることができます。
糞便検査
寄生虫の感染の検出や未消化物の有無や脂肪分の有無なども見ることができます。
健康診断の流れ
検査のご予約
健康診断は予約制です。事前にお電話にてご予約をお願いします。
検査当日
- 当日の朝ごはんは与えないでください。お水は飲ませて構いません。(前日は24時まででしたらいつも通りのお食事を与えていただいて大丈夫です)
- 可能であれば当日の便と尿をお持ちください。難しいようでしたら病院で採取します。
- 午前11時までにご来院ください
結果のご報告
検査の内容によりますが、原則お迎え時に結果の報告はいたします。
外の検査会社に検査を出す場合は、1〜2週間ほど結果のご報告にお時間をいただきます。
当日の注意点
- 健康なワンちゃん、ネコちゃんが対象です。
- 完全予約制になります。
- ご希望日をお伺いした上で日程を決めますので、まずは病院にお電話をください。
- 動物の性格や状況によって、やむを得ず検査を中止することがございます。ご了承ください。