検査の内容は、人間の健康診断をイメージしていただければ良いかと思います。 その中から何の検査を受けるかは、ペットの年齢や健康状態によって変化しますので、下記はあくまでも一般的な内容となります。
身体検査
問診の他、視診、触診、聴診など五感を使った基本的な検査です。
血液検査
血球検査では、貧血や感染症などによる炎症の有無などを確認します。 血液化学検査では、主に肝臓・腎臓などの疾患の有無、栄養状態の把握などの確認をします。
レントゲン検査
胸部や腹部の臓器、骨や関節の異常の有無を調べます。 臓器の大きさや結石などの確認が行えるため、心臓病や腫瘍性疾患の有無、腎結石/膀胱結石や胆石などの確認を行うことができます。
超音波検査
臓器の内部構造を知ることができます。 レントゲン検査では、体全体の状態を把握することができますが、超音波検査では、各臓器の細かな状態を把握することが可能です。 また、心臓の超音波検査では、動いている心臓をリアルタイムで観察できるため、血液の流れの異常や心臓の弁膜症などの診断に有効です。
尿検査
泌尿器疾患(腎臓、膀胱の疾患)の検査として非常に重要な検査です。尿検査では、試験紙による検査、顕微鏡による検査、比重の検査を行い、膀胱炎の有無、尿の濃縮能の確認、尿石症の有無を調べることができます。
糞便検査
寄生虫の感染の検出や未消化物の有無や脂肪分の有無なども見ることができます。